海外の鑑定機関

日本で宝飾品を買う場合には目にする機会も少ないのですが、海外でお買い求めの物、或いは輸入された物には海外で発行された鑑定・鑑別書が付いている場合があります。日本で発行されている鑑定・鑑別書は基本的にGIAの作り上げた基準や用語を用いて発行されますが、海外で発行された鑑定・鑑別書の場合はその国やその鑑定機関によって基準や使用している用語が異なる場合があります。

日本国内での認知度はあまり高くはないのですが、いくつか世界的に有名な鑑定機関を集めてみました。

GIA(Gemological Institute of America)
http://www.gia.edu/

現在日本で使用されているダイヤモンドの鑑定基準を作り上げた鑑定機関です。以前はダイヤモンドのカットグレードをしていませんでしたが、2006年1月からはラウンドブリリアントカットのカットの基準を定め、現在では広く世界中で採用されています。カットの評価はExcellent、Very Good、Good、Fair、Poorの5段階です。以前は日本のAGTジェムラボラトリーと提携していました。

HRD(Hoge Raad voor Diamant)または(Diamond High Council)
http://www.hrdantwerp.be/

ベルギーの鑑定機関であり、多少GIA方式とは異なった用語を使用いています。しかし、HRD方式の場合はGIA方式と用語が異なるだけで互換性がありますので、そこまで大きな違いはありません。以前はダイヤモンドのカット評価を行っていませんでしたが2009年1月よりラウンドブリリアントカットのカットグレードを始めました。カットの評価はGIA基準と異なり、Excellent、Very Good、Good、FAIRの4段階で評価されます。以前は中央宝石研究所と提携していました。

IGI(International Gemological Institute)
http://www.igiworldwide.com/

IGIは、海外の鑑定機関ではめずらしくダイヤに関するハート&キューピッド(Hearts and Arrows)レポートを発行しています。日本ではすでにハート&キューピッドとして浸透しており、婚約指輪の定番とも言えますが、海外では一般的ではありません。また日本に支店があるのも特徴と言えます。

EGL(European Gemological Laboratory)
http://www.eglusa.com/

EGL・USAは現在ニューヨーク、ロサンゼルス、バンクーバー、トロントに研究機関を所有しています。人工的に処理したカラーダイヤの鑑別に関しては、最も研究が進んでいると言われています。

AGS(American Gem Society)
http://www.agslab.com/

日本ではあまり馴染みのない鑑定機関ですが、この鑑定機関もアメリカの権威ある鑑定機関のひとつです。GIAと同じくロバート・M・シプリーにより設立された鑑定機関ではありますが、独自のグレーディング基準を設けていおり、GIA基準とは表記が異なります。またダイヤモンドのカット評価に関しては、GIAよりも先に初め、現在ではラウンドブリリアントカット以外のファンシーカットに対してもグレーディングを行っています。

GRS(Gem Research Swisslab)
http://www.gemresearch.ch/

Gubelin Gem Lab
http://www.gubelinlab.com/